「SKE48最高!」アイドルラストステージ #松村香織卒業公演

SKE48リクエストアワーでの卒業発表から229日。

 

ソロの卒業曲
ポスト松村香織決定戦
名前を冠した卒業コンサート2公演
足の怪我のための生誕祭延期、2か月遅れの生誕祭
ゼロポジ結婚式
東武東上線卒業記念ヘッドマーク掲出列車
BUBKA表紙、ケツバット会
何年ぶりかのグラビア、インタビュー記事の掲載
アップカミング公演

 

この期間にも様々な出来事があった。
松村香織は多くの人に愛されてSKE48を旅立つ。
2019年5月2日。

 

劇場最終公演

 

SKE48松村香織、アイドルとしてのラストステージ。

 

ラスト握手会

令和元年5月1日。新年号初日が最後の握手会となった。

開始時から大行列ができていた。

松村香織は一人一人と笑顔でいつもと変わらない時間を過ごしたことだろう。

しかし、限られた時間は一瞬だった。

20時半過ぎ、最後の一人がブースから出てきた。

その頃にはすべてのメンバーの握手が終わっていて、多くのメンバーが松村香織レーン前に集まってきてくれた。

 

公式モバイルレポート

その夜、松村香織はブログにこれまでの握手会を振り替えつつ最後の握手会の感想を綴っている。

 

公式ブログ(SKE Mobile会員のみ閲覧可能)
ラスト握手会

「終わったけど実感0
なんでだろう(笑)
ずっと笑顔だったしいつもと変わらない握手会だったでしょ?すぐ会えるもん!一般人には戻らないからw
しかしガチ泣き2人しかいなかったよ」

「号泣握手会は総選挙の次の日だけだったかなー
あれはもうつらかったなー」

「だけどそれで絆深まった気がしてる!なつかしーーー」

「本当に今日はありがとうございました
列が途切れなくて幸せでした
あんなに行列できると思わなかった(笑)
うれしい。」

 

日付が変わるとプロフィール写真がツインテールに変わった。

 

高い位置でのツインテールはアイドル松村香織のシンボルである。
そのツインテール写真がアイドルラストデーの幕開けを告げた。

 

ラストステージ

令和2日目、5月2日17時。
アイドル最後の公演が始まる。 

 

最後のパフォーマンス。
最後のキャッチフレーズ。
最後のMC。

そこにはいつもと変わらない松村香織がいた。

 

「メロスの道」が終わったところで映像が流れ、ここから卒業パートが始まる。

 

M1.不協和音

「楽曲のパワーが物凄くてもう一回だけ本気でやりたいってずっと思ってて!センターは楽々にしました。」

「ゆななとまた違った表現をしてくる楽々の背中が頼もしかった。かっこよかった。センターを努めてくれてありがとう。楽々は真ん中が似合うよ」

 

M2.ぐぐたすの空

「この曲はですね、私が何かに選ばれるというのを初めて、ぐぐたす選抜というのに選んでもらって初めて自分のポジション、自分のかわいい衣装をいただいた、とても思い出の曲です。卒業コンサートでもやらせていただいたんですけど、時間の関係で衣装着れなかったので、それもあって今日選ばせていただきました。」

「やっぱり衣装付きのオリジナルでどうしてもやりたくて本当はフルサイズやりたかったけど大切な楽曲です」

「ぐぐたすがなかったら今の私はないから本当に大きい存在だったなー」

  

M3.裸足でSummer

「リクアワで入れたかったんだけどちょっとチキってしまい入れられなかった曲。そしてずっと後悔してて後悔したくないからやってみました(笑)

人選はきれい系or細い人選抜

これはね、立ち位置のシンメにかなりこだわった。身長一緒ぐらいにしてるのよ。だから引きでみたとき綺麗に見えるはず」

 

M4.47の素敵な街へ

「ワクワクする曲大好き
メンバーは1番そばで支えてくれた地方組のみんなと!!!

真木子
美奈
みこってぃ
おしりん
るか
ゆきちゃん

このメンバーには本当に感謝しています。みんなと騒げて本当に楽しかった。毎日楽しかった。だから離れるのが本当に寂しい」

「みんなとは中々タイミングが合わなくなると思うし。卒業アルバムも作ってくれたんだけどびっくりする内容でね。驚きすぎて涙が出なかった。クオリティ高すぎてセンスとアイディアが凄い。ずっと大切にするね。ありがとう」

 

公式ブログ(SKE Mobile会員のみ閲覧可能)
9年半ありがとうございました より

 

 

そして、最後の卒業動画がスクリーンに映し出される。

 

松村香織というジャンル
埋もれる人にはなりたくなかった
諦めないこと、自分から行動を起こすこと
第二の青春
仲間との絆、頑張ることの意味

 

M5.ありがとうは言いたくない

「最後は卒業ソング」

 

セレモニー

内山命の司会で卒業セレモニーが始まる。

 

斉藤真木子からの手紙

松村香織ちゃん。2016年の生誕祭で一度お手紙を書きました。
こうして今日、またかおたんに手紙を書く日が来るなんて思わなかったよ。

 

9月の卒業発表から約半年、「いつやめるのー」「まだいるのー」って言葉が飛び交うことも少なくなかったけど、そう言って笑えるのなんだかんだ楽しくて、卒業コンサート、最後の握手会、最後の撮影、最後の◯◯というのが増えてきて、ついに来月の予定にはかおたんの名前が入ってこなくて、「あのイベント楽しみだね」とかも言い合えなくなることが寂しかったです。

 

9年間、歌や踊りが苦手なかおたんが唯一自分の武器として手に入れた個性や発想力や独創力、私にも、そしてどのメンバーにもまねできない形でSKE48の新しい入口をたくさん作ってくれました。

周りと違うことをやって批判されたときも、うまくはまって絶賛されたときも、どんなときもそばで見ていたけれど、いいときも悪いときもそのたびに大きなプレッシャーに悩まされて追い込まれて、禿げたり痩せたり、わたしたちにも知らない悩みをたくさん抱えて、今日までいろんな逆境を乗り越えてきた姿がこんなにもきらきら輝いて見えるいまが心の底から本当にうれしいなと思います。

 

かおたんは、6期生やドラフト1期生、研究生時代にはたくさんの後輩を育ててきたことは有名な話ですが、先輩であるわたしにもたくさん力を貸して親身に寄り添ってくれました。

わたしが研究生になって後輩なのに年上だという絶妙な立場で最初は「真木子さん」と呼ばれていたはずですが、当時のわたしたちを否定することなく、ときには「いつめんいつめん」といじってくれて降格したわたしたちの居場所を作ってくれました。

わたしたちの暗黒時代をいまこうして笑って話せるようになったのもかおたんのおかげです。そんないつメンの生き残りも来月からはついにわたし一人になりました。

笑って話してくれるかおたんもいなくなってしまうので、また入ってきた後輩が「真木子さんって何で研究生になっちゃったんですかあ」と目の前でネット検索をされちゃうのはどうしようかなと思っています。

でもあの頃を本当に青春時代だと心から思っているから話せる仲間がいなくなるのは本当に寂しいな。

 

当時のSKE研究生から唯一選抜総選挙にランクインしたことはわたしたちの本当に誇りでした。
ステージに立つかおたんが初めてかっこいいと思えた。

そこから火がついたようにわたしたちの研究生公演がたくさんの方に評価されるようになり、いま一番熱い公演がSKE研究生だと言われるようになって本当にうれしくてうれしくて、調子に乗って会いたかった公演とPARTYが始まるよ公演の2公演を同時進行なんてやってたね。

研究生になってしばらくはふてくされて人生のどん底だったわたしたちを救ってくれたのはかおたんをはじめとする当時の3・4期研究生、そしてどれだけ檄を飛ばしても有無を言わさず死に物狂いでついてきてくれた5期研究生のみんなでした。

あのときがあるからいまのわたしがあると言っても過言ではありません。
感謝してもしきれないです。本当にありがとう。

 

それから何年もの月日がたっても、いつも頑固で考え方が一通りしかなく、頼る場所が見つからないわたしにいつも手を差し伸べてくれて一番いい方法を一緒に考えて、ときには夜中まで話を聞いてくれたこともあったね。

かおたんの前でなら素直に涙を流すこともできたし、どんなに理不尽でやるせない自分の気持ちにも整理をつけることができました。

優しい言葉はもちろん、ときにはきつく叱ってくれて本当に感謝しています。

 

プライベートの面でも、14歳でこの世界に入った世間知らずで金遣いの荒いわたしをいつも気にかけてくれました。

まあわたし以外にも手のかかる人はいたと思うけど、それでもいつもみんなが頼るときはかおたんでした。

 

かおたんがSKE48を大好きなまま卒業してくれるのが本当にうれしいです。

中にはきっとこの世界の理想と現実に苦しんで思うようにアイドル人生が進まず夢を半ばで諦めてしまうメンバーもいる中、自分の可能性を信じて最後の最後までアイドルを余すことなく堪能した姿は本当に誇らしいです。

かおたんの穴は簡単に埋まるはずないけれど、今一度ここでみんなで力を合わせてこの壁を乗り越えなければいけないある種の試練だと思っています。

これからもこのグループは大きくなっていくだろうし、メンバーもたくさん増えていくだろうけど、わたしもワカテガチュウに負けないように頑張るね。

明日からもずっとずっとおばあちゃんになってもよろしくお願いします。

かおたんのさらなる幸せを心から願って、9年間おつかれさま。
卒業おめでとう。斉藤真木子より。

 

 

大場美奈からの手紙

かおたんへ。
今日で本当に最後なんだね。
たくさんの感謝の気持ちをこめて、かおたん卒業おめでとう。

 

明日からもう「おはよう」って仕事場で会うことも、「ちゃんと踊りなよ」って怒ることも、楽屋でかおたんの話を聞いてみんなで笑うことも、仕事が終わって夜ご飯行くことも、自転車で一緒に帰ることも、全部全部できなくなるなんて寂しくて仕方がないです。

 

わたしはかおたんにずっと頼って過ごしてきたから明日から不安でいっぱいです。
もうかおたんと一緒に過ごせないこと、それに自分が耐えられるのかなって。

卒業するってわかってるはずなのに、次も一緒に公演出れるんじゃないかなとか、明日握手会で会えるんだしとか、一週間たてばまた会うしとか、そんなことばっか考えちゃう。
きっとわたしはまだ整理できていないのかもしれません。
こんなわたしでごめんね。

 

わたしがかおたんのいいなって思うところはね、どんなに人にも寄り添ってあげられるところ。

誰かが泣いていたり怒ってたりしたとき、他のメンバーはなかなか近くに行けないときも、かおたんだけは近くに寄り添って話聞いてあげてるよね。

いつも「だってかわいそうじゃん」って、泣いたり困ったりしているメンバーを助けようと必ず行動するよね。

 

心の優しい人ってかおたんのことだと思うんだ。

よく叩かれるようなことばっか言ってるけど、誰よりもSKE48のことが大好きだし、ファンのみんなやわたしたちメンバー、スタッフさんをすごく大切に思ってくれてるもんね。

人のことをしっかり考えてあげていい方向に向かう選択をしてあげる、そんなふうにいろいろ考えられるかおたんは後輩からしたら最高の先輩だと思う。

 

お互いアイドル10年目。
SKE3期とAKB9期は、表記は違えどデビュー日は同じ同期。

同期としてすごく感謝していることがあります。

SKE48に来る前はかっこ悪い姿を見せるのが嫌だったわたしが、SKE48に来て環境もファンの人も違うなかで何をどうしたらいいのかもわからないとき、かおたんがかっこよくいることが必ずしもいいことではないって5、6年目のわたしに教えてくれました。

自分の弱さを知ってもらうことも大事なことなんだって。

それからわたしはファンのみんなとの距離がぐっと縮まりました。

 

かおたんってポンコツなところは多いけど、それ以上に人として魅力にあふれている人だから、いつもほとんどのことが正しいんだよね。

そこが羨ましくもあり悔しくもあり、たまに反抗しちゃうときもありました。
本当にごめんなさい。

でもそんなかおたんがわたしのそばにいてくれたからこそわたしは今日この日まで真っ当に生きてこれたよ。
本当にありがとう。

 

同期として、SKE48になって、出会えてよかったよ。

一生の友だちになれてよかったよ。

これからは別々の道だけど頻繁に連絡してね。

たくさん気にかけてね。

一緒にSKE48でアイドルやれて楽しかった。

たくさんSKE48のために頑張ってくれてありがとう。

かおたんが戦って作って守ってきたSKE48をこれからはかおたんの育てた後輩のみんなと支え合いながら繋いでいくね。

 

わたしはもう少しSKE48で頑張らせてもらいます。

いつかかおたんみたいにたくさんの人たちから愛されてここを旅立てるように明日から頑張ります。

わたしが旅立つときは迎えに来てね。
約束だよ。

今まで本当におつかれさま。

わたしのSKE48での自慢の1推しメンバーでした。
明日から友だちとしてよろしく。大場美奈より。

 

 

松村香織のスピーチ

「まずは真木子と美奈、お手紙ありがとうございます。」

「二人とは、わたしがすごい仲良かったメンバーがいなくなったときに、やっぱり精神的な部分で支えてくれてた人がいなくなるってとっても大きかったんですけど、そのときにすごい助けてくれて、今では一緒にいるのが当たり前なメンバーで、その二人が書いてくれてすごいうれしい。」

「ありがとうね。身を削ってまで。真木子はねとくに。美奈もありがとう。」

 

「そして、もう、これを話すともう本当に最後になっちゃうんだなと思うと、すごい寂しいし、こんなにもぐちゃぐちゃなまま最後の挨拶するのも嫌なんですけど、ちょっとだけお時間をください。」

 

「活動して約9年半になります。」

「本当にアイドルになりたくて、でもなりたいと思ったのが高校2年生ぐらいのときで。AKBを知って、AKBのオーディションとか、SDNのオーディションとか、とりあえず48だったらどこでも入りたいって思って、SKEの2期生とかも応募して、全部落ちちゃって。」

「その中でも自分がちゃんとリベンジしたいと思って頑張った期間があって、それで3期生に合格できて入ったんですけど、自分が思ってるアイドルの世界とは程遠いくらい厳しくて、なんでこんなダンスダンスって言われるところに入ってしまったんだろうって、何回も思ったし、本当にうまく自分的にも行かないことがあったときに、どうしても自分のせいにできなくて、スタッフさんのせいにしたり、運営の人のせいしたり、ファンの方に甘えて、すごいスタッフさんたちを悩ませる存在になってしまったときもありました。」

「今となって、こんなに素敵な場所で、卒業コンサートも2公演やらせていただいて、こうやっていまステージに立っていて、あのときは本当に申し訳なかったなってすごく反省しています。」

 

「今、48グループ自体ちょっと世間的には厳しい目で見られたりとかもあると思うんですけど、ぜんぜんSKEは本当に本当に良いグループだなっていま思っています。」

「本当にすごい一時期大嫌いで「もう何なんだこのグループ!」と思ってたときも正直あったんですけど、そんなことを絶対口に出したくないくらいいまはとってもとっても大好きな場所です。」

 

「ここに来て2回目の青春を味わせていただきました。
学生生活よりも濃いこの期間をこのステージにいるみんなだったり、今日来れなかったメンバーもいるんですけど、こうやって一緒に過ごすことができてとってもわたしは幸せです。」

 

「正直いまでもみんなと、メンバーと会えなくなると思うと寂しくて寂しくてたまらないんですけど、ずるずるずるずる伸ばしてみんなと思い出いっぱい作ってもっともっと伸ばせるなら伸ばしたいと思うけど、自分自身のこれからの人生を考えたらもうここには甘えてはいけないなと思って卒業を決心させていただきました。」

「一歩踏み出すのがこんなに怖いことなんだっていまとてもとっても感じてます。」

「明日からSKEではないわたしがどうやって生きていけばいんだろうって思うけど、でもここで皆さんも含めて、たくさんたくさんの愛をいただいた分、わたしは外の世界で後輩の見本になれるように精一杯活動していきたいと思います。」

 

「そして、最後にファンの皆さん、こんなわたしを見つけてくれて、愛してくれて本当にありがとうございます。」

「どんなときでも味方でいてくれるファンの皆さんはわたしにとって本当に人生の宝物です。」

「ファンの皆さんに、こんなにいるファンの方に、出会えてなかったらすごい損してたと思います。」

「もちろんいろんな人がいたりとか、わたしも心は少々強いけど、なんかいろいろ言われたりとかして傷つくこともあったけど、どんなときでもファンの皆さんがいたからわたしは本当に9年半頑張ることができました。」

「やめたいなって思ったときもファンの方が握手会で頑張ろうって言ってくれたりいろんな言葉をかけてくれたからここまで頑張ることができました。」

「本当に今までアイドルとしてのわたしを応援してくれて本当に皆さんありがとうございます。」

 

「もう自分が次の曲ですって言ったらもう本当に終わっちゃうと思うと、言いたくないんですよ。」

「でも本当に思ってたより寂しくて寂しくて、ぜんぜん言えないんですけど、たくさんいる後輩にかっこいい背中を見せて卒業したいと思います。」

 

「ん〜言いたくないけど言わなきゃですねもう。」

「もう本当に、たびたびになっちゃうけど、もう本当にこのSKE48に入れてとっても幸せだし、このSKEで卒業できることが本当に幸せです。」

「わたしは離れてしまうけど、会社が変わってスタッフさんとかとお話する機会があるとこれから先めちゃめちゃわくわくすることがいーっぱいあります。」

「こんなにいろんなことがあるだったらもうちょっと残ってればよかったなって。」

「本当にそう思うくらい、メンバーも、ファンの皆さんもびっくりするくらい、たぶんいろんなことがこれからいっぱい起きると思うんですよいいことが。」

「だからもしそのいいことがファンの方からしたらちょっとなと思ったりとか、世間の方はちょっとうーんと思うことももしかしたらあるかもしれないんですけど、どんなときでもメンバーの味方で絶対にいてほしいです。」

「ファンの皆さんが味方じゃなかったらわたしたちは本当に頑張れないと思うので、一番の味方でいてください。よろしくお願いします。」

 

「それでは本当に最後の曲に行きたいと思います。」

「今日いろいろわがまま言ってたくさん覚えてもらったんですけど、みんなありがとうござました。」

「ありがとう本当に。ぜんぜんSKEの曲ほとんど歌ってないですけど。ちょっと思うことあるかもしれないんですけどね。」

「また、お話はここではしなくてはいいかなと思うので、どこかブログだったりどこかで話せたらなと思います。」

「コンサートの方でファンの方に寄り添ったことができたと思うので、自己満でもうやらせていただきました。」

「はい、本当に、本当にアイドルとして、最後の曲を歌わせていただきたいと思います。」

 

「この曲はですね、この最終ベルが鳴る公演最後の演目の楽曲になっています。」

「わたしは本当にずっと研究生でしたが、このチームKIIに入ることができて本当にチームっていいなって、研究生もよかったけど、やっぱりどこかみんなライバルで競い合ってたから、こういう別の意味の仲間を持てて、とっても幸せです。」

「きっとどこかで組閣とかがあってチームEとかになってたら、すごいEは厳しいからいい意味でね。いい意味でだよ。」

「Eのリハーサルのガシガシ系はついていけないから。もしかしたら心が折れてやさぐれちゃうときもあったかもしれないんですけど、このチームKⅡで、メンバーと出会えて、どんなときでも一番そばで支えてくれたメンバーとこの曲をお届けしたいと思います。」

 

「これからもファンの皆さん、わたしたちメンバーのことどうか支えてください。聞いてください。」

 

『支え』

 

 

M6.支え

松村香織がアイドル最後に選んだのは「支え」であった。「支え」は最終ベルが鳴る公演のアンコール最終曲。この曲チームKIIメンバー全員で歌うことを望んだ。

仲間はいつだってここにいる

 

 

松村香織からのメッセージ

公演最後の挨拶後、松村香織はステージ0番に立った。

「もう終わっちゃうんですね。
アイドルすごい楽しかった。
もう29だけどすごい楽しかった。
皆さんと出会えたのはわたしの一生の誇りですし、
これからもたぶんこれ以上のことって相当ないと思うし、
皆さんがこれからもずーっといてくれると信じて、
これからの次の人生頑張りたいと思います。」

「最後にお話をしていなかったんですが、卒業後、事務所には所属せずにフリーランスでやっていくことを決めました。」

「ずっと事務所に所属したいって言ってることも多かったんですけど、自分一人でこの9年半いろいろやってきた経験をもとに何か自分で動いてみたいなって気持ちが強くなったので、一人で頑張ってみようと思います。」

「一人でやるということはこれからファンの方、今までお世話になったスタッフさん、いろんな方に守られない世界にはなっていくと思うので、気を引き締めて、私生活ともに、ちょっと頑張りたいなと思っております。」

「事務所に所属してないので、本当に皆さんがいなくなったら、わたしは生活していけません。もちろん自力でお仕事もとっていきたいと思うので、いまお世話になっているメディアの皆さん、そして、これからどんどん新しい方と知り合って、お仕事を、いろんなことをしていきたいなと思っています。」

「本当に不安な気持ちもいっぱいですが、皆さんがついてきてくれると信じて、一歩踏み出せそうです。」

 

「そして、後輩のみんなが本当にたくさんたくさん育ってくれてその姿を今日も含めて感じることができたので、本当にSKEはこの先も明るく進んでいけると思います。」

「SKEとしていたことが恥にならないようにしっかりわたしも頑張るので、メンバーのみんなもわたしがもうちょっといたかったなって思えるくらい素晴らしいグループを作っていってほしいと思います。」

「厳しい山だったりいろんな世間の方の声だったりあると思うけど、さっきも言ったけど、本当にファンの皆さんは、わたしたちメンバーの一番の味方でいてください。」

「約束してくれますか?」

「わたしにもついてきてくれますか?」

「信じてますよ!」

 

「今日は本当に来てくださってありがとうございました。
そして、わたしアイドル松村香織を皆さんが作り上げてくれました。
ほんと〜に9年半幸せでした。
本当に今日はありがとうございました。」

 

「本当にSKE48に入れて良かった。9年半に悔いはないかな」

「SKE48ありがとう。これからも素敵なグループであり続けて下さい」

「本当に本当に今までありがとうございました!こんなに私を愛してくれたみなさんのことは忘れません。」

「これからも一生の宝物です。」

 

最後のブログ、最後のステージ。
アイドル松村香織は奇しくも同じ言葉で締めくくった。

 

「SKE48さいこー!!」

 

 

 

終演

終演後、松村香織が真っ先に向かったのはモニター観覧をしていたファンのもとだった。そこには130人以上ものファンが集まっていた。

松村香織は名刺を配ってこれまでの感謝を示した。

 

そして、ファンが見守るなか松村香織はツインテールの壁写真をはずした。

 

 

公式ブログ(SKE Mobile会員のみ閲覧可能)
2019年5月3日 「9年半ありがとうございました」

「もうステージに立てないと思うと物凄く寂しいです
まだまだ居たいなってまだ思う(笑)
こんなにSKE48のことを好きになれて
大好きなまま卒業する日が来るなんて
入った当初は思ってもいなかったです」

「そしてファンのみなさん
松村香織を見つけてくれてありがとう
応援してくれるあなたがいなかったら私はどこかで心が折れていました
応援する形は人それぞれです
ちょっとでも私のことを好きでいてくれたすべての方に感謝の気持ちでいっぱいです
これからも甘えさせて下さい(笑)」

 

公式モバイルレポート

公式モバイルレポート(SKE Mobile会員のみ閲覧可能 )

 

湯浅洋氏Twitter

 

公式Twitter

 

感謝

 

仲間はいつだってここにいる

チームKII 19名

青木詩織
荒井優希
内山命
江籠裕奈
大芝りんか
太田彩夏
大場美奈
片岡成美
北野瑠華
白井琴望
惣田紗莉渚
高木由麻奈
高柳明音
竹内彩姫
中野愛理
日高優月
古畑奈和
松村香織
水野愛理

 

チームS 15名

石黒友月
井上瑠夏
大谷悠妃
上村亜柚香
北川愛乃
北川綾巴
坂本真凛
杉山愛佳
都築里佳
仲村和泉
野島樺乃
野村実代
松井珠理奈
松本慈子
山内鈴蘭

 

チームE 19名

相川暖花
浅井裕華
井田玲音名
鎌田菜月
熊崎晴香
倉島杏実
後藤楽々
斉藤真木子
佐藤佳穂
末永桜花
菅原茉椰
須田亜香里
髙畑結希
谷真理佳
西満里奈
野々垣美希
平田詩奈
深井ねがい
福士奈央

 

研究生 19名

青海ひな乃
赤堀君江
荒野姫楓
池田楓
石川花音
入内嶋涼
大橋真子
大橋紗也加
岡本彩夏
川嶋美晴
白井友紀乃
杉山菜田里
鈴木愛菜
鈴木恋奈
竹内ななみ
田辺美月
中坂美祐
平野百菜
藤本冬香

 

SKE48メンバー72名、
湯浅洋劇場支配人、SKE48スタッフの皆様、これまで松村香織に関わって下さったすべての皆様、

以上、9年半ありがとうございました!

 

 

 

コラム は、有志の方々からの寄稿をもとに掲載しています。

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