アップカミング公演までの道のり「研究生とは何なのか」

「もう一度研究生とは何なのか、見つめ直す機会にもなるといいなぁと思っています」

2014年5月4日松村香織ぐぐたす投稿 より)

 

研究生とは? SKEらしさとは?
それが改めて問われた時間だったのかもしれない。

新しい公演

2013年後半、研究生は6期生中心に会いたかった公演を行っていた。
しかし、6期生は入ったばかりで経験も浅く、研究生公演に対する評価は決して好ましいものではなかった。

年を明けた2014年。
研究生が急に会いたかった公演をアピールするようになる。普通のアピールではなく敢えて強調している感じを受けるものであった。ファンもいよいよ「何かおかしい」と感じ始めていた。

2014年1月5日研究生公演。
overtureが終わってメンバーが出てくる。そこに見えたのは、あの曲のあの衣装にあのフォーメーションだった。歓声が上がる。

「恋を語る詩人になれなくて」

当時、正規メンバーの公演でSKEオリジナル公演が行われてなかった。SKE48劇場に「制服の芽」公演が帰ってきたのである。

6期研究生の成長、そして、その公演の力も借りて、今後の公演に対する期待感が高まった。
それは研究生の新たな時代の到来かと思われた。

 

しかし、その期間はあまりに短かった。

大組閣

2014年2月24日、「AKB48グループ大組閣祭り~時代は変わる。だけど、僕らは前しか向かねえ!~」においてグループ全体の組閣が行われた。
その中で、松村香織はAKB48グループグループ研究生会会長に任命された。

SKE48研究生からは昇格があり、研究生に残されたのは14名だけであった。

この大組閣で正規メンバーは各チーム16名を超えたため、研究生はアンダー出演の機会をほぼ失った。
また、「制服の芽」公演はチームSで行われることになり、研究生は公演さえも奪われてしまう。

 

研究生の状況に対して松村香織は思うところもあっただろう。
しかし、松村香織にはそのことを語る時間がなかった。
松村香織にとって大事な「家族」であった出口陽さん、金子栞さんの二人が卒業発表し、
他の正規メンバーの卒業も相次いで、それらに追われる日々が続いた。

 

SKEの未来

3月10日の研究生公演。研究生の折戸愛彩さん、山本由香さんの二人が卒業発表した。

この二人の卒業発表に対して、AKB48グループグループ研究生会会長となっていたためか研究生ファンの鬱憤がたまっていたためか、松村香織はぐぐたすのコメントで批判を受けたようである。

翌日、松村香織は次のようにぐぐたすに投稿している。

 

「 わたしには卒業を止めることは出来ません。最終的には本人が決断するわけだから。」

 

その流れの中で、研究生に対しての期待を述べている。

 

「 研究生にだって未来はあります。未来のSKEを創っていくのは研究生です。」

(3月11日松村香織ぐぐたす投稿 より)

研究生とは

4月19日、最後の研究生「制服の芽」公演が行われた。

研究生は、自分たちの公演もなく、正規メンバーのアンダーの機会さえない。
卒業を発表したメンバーだけではなく、多くの研究生がこの時期に卒業を考えていたと数年後に語っている。研究生にとってそれほど厳しい時期を迎えていた。

しかし、そのような状況下で、松村香織はある文章をぐぐたすに投稿する。それが冒頭のものである

5月4日松村香織ぐぐたす投稿 より)

 

「 研究生公演についてちょっぴりお話したいと思います 」

 

握手会の中で研究生公演の再開を願う声が多かったようである。それに対して次のように答えている。

 

「 でもわたしが今言えることは待っていて下さいとしか言えません 」

 

その上で続ける。

 

「 今の期間が無駄だってことはないと思うの 」

 

「 たしかに昔と今の状況は違うってこと分かっていますだけどやっぱり今の環境は恵まれすぎているのかも…って思ったんです 」

 

「 頑張ってないとは言いません 」

 

「 目に見える頑張りや目に見えない頑張り研究生の中でしっかりやっている子ももちろんいるけれど、わたしから見ていてもやっていない子もいるのが現状です 」

 

そして、自分の体験も含めて語る。

 

「 バックダンサーにしてもアンダーにしても研究生公演にしても一回一回の公演が大きなチャンスだしある意味テストでした 」

 

「 だから失敗したわたしは一時期アンダーに出演出来なかったです 」

 

次の言葉は研究生に対する率直な思いだったのだろう。

 

「 前にもお話しましたが研究生公演があるからなのかきもちが違うのか分からないけれど、アンダーの役目を果たせていない研究生が多いと、一緒に出ている正規メンバーから言われることが多くなりました 」

 

「 もう一度研究生とは何なのか見つめ直す機会にもなるといいなぁと思っています 」

 

「 がむしゃらにアンダーに取り組んでほしいと… 」

 

続けて、研究生を厳しく激励する。

 

「 もちろん研究生公演がはやく出来るように動いてはいます 」

 

「 モチベーションが…っていう意見もありますが、これくらいで折れていたり怠けていたら、正規メンバーになっても埋もれるだけだと思う 」

 

ただ厳しいだけではなく、松村香織はさらなる高みを見ていた。

 

「 もう一個上の段階にいきたいしあの最強研究生時代を越えたいんです 」

 

「 注目されるためにも作戦をいろいろ考えてこれから展開していくので、待っていて下さい。信じて下さい。」

 

「 もう少し時間はかかってしまうかもしれませんが、凄いって言ってもらえる感じてもらえる公演をつくっていきたいので! 」

 

そして、最後にファンにお願いした。

 

「 研究生のことこれからも支えてくれて下さいm(__)m 宜しくお願いします 」

 

これに対して、犬塚あさなも直後に同調している。

 

「 かおりさんの気持ちすごく伝わるし私は初期からかおりさんについてきてるからなのか、あー考え方似てるなーって笑 」

 

「 私は最初かおりさんにたくさんたくさん怒られたけど、その分成長できた。」

 

「 最近は正直そうゆうのがなくなって、やっぱ時代が変わると、なかなか難しいなぁと実感したり。」

 

「 けどSKEスタイルというか、今までのSKEを壊しちゃいけないからって思って怒らないけど意見は言うようにしてきてて 」

 

「もうかおりさんにこんなこと言わせたくないから、私もさらに気を引き締めて、こんな私だけど研究生を引っ張っていきます。」

 

「だから私からも言います。SKE研究生を応援していて下さい。」

 

「お願いします。私たちはファンの方がいないと本当にだめなんです、、」

5月4日犬塚あさなぐぐたす投稿 より)

 

松村香織と犬塚あさなさんは長きにわたり二人三脚で研究生を見てきた。その二人が何を伝えたかったのか。
それは ビジネス誌『The21』における松村香織の連載 第5回目でその一部が語られている。

 

「 自分が教わったことを後輩に伝える。そうやってSKEらしさを守ることも、私の役目だと思っています。」

 

大きな武器

5月23日に空美夕日さんが卒業発表したが、4月で公演がなくなってしまっていたため卒業公演ができなかった。

 

それは6月2日夜、急な展開であった。松村香織が次のような投稿をする。

 

「 いまから空の卒業公演(仮)動画の編集するよー(゜ロ゜) 待っててね♪ 」

 

最初の動画があがる。その動画は次のように題されていた。

 

「空夕日卒業公演(仮)」

 

その動画を再生すると、犬塚あさなさん中心に研究生らが円陣をする様子が映し出された。どうやら松村香織は撮影担当のようだ。

円陣が終わると、画面が暗くなりovertureが流れる。

明かりがつくと、卒業した折戸愛彩さんがセンターに立っていた。
曲は「恋を語る詩人になれなくて」。「制服の芽」公演だ。

出演は会いたかった公演メンバー中心であった。さらに、骨折のため長期離脱を余儀なくされていた熊崎晴香さんもMCに参加していた。

 

自己紹介MC、ユニット、前後半MCとまさに通常公演。

最後には卒業セレモニー、お見送りがあって、その上、メイキングまでついていた。
それらは松村香織の三時間の編集を経て、ぐぐたすに二時間かけて投稿された。

[ その1 ] [ その2 ] [ その3 ] [ その4 ] [ その5 ] [ その6 ] [ その7 ]

 

この公演の環境は決して恵まれたものではなかった。

場所は通常のレッスン場。観客はもちろんいない。もちろん多彩な舞台照明もない。目の前には自分たちが写る鏡があるだけである。衣装だってなく、メンバーはみなラフなレッスン着である。

しかし、メンバーは公演を欲していた。ファンも1か月半その姿を見ていなかったのだ。
動画が投稿される瞬間、高揚を感じずにはいられなかった。

メンバーの楽しそうな笑顔、全力の汗、踏み込む足音、メンバーの会話。
観客の座席は劇場公演の最前席以上であった。

公演内容も充実したものであったし、撮影は安定していた。編集もすばらしかった。
まさにこれまで培ってきた松村香織の武器が発揮された瞬間だった。

新たな時代の幕開け

待望のそのときがやって来た。6月21日に研究生の公演が発表されたのである。

その公演は「 アップカミング公演~夏~ 」。

これまで誰も聞いたことのない公演名である。何が始まるのか。それはまだ誰にもわからない。

6月29日アップカミング公演当日。

ファンは劇場に、そしてDMMに集まった。

 

落ち着かない。何が起きるのか。

劇場内が暗くなりovertureが始まる。
気持ちがはやる。

 

音が止み、ステージ中央から光が放たれる。

 

 

そこに浮かび上がったのは新聞紙衣装のシルエットであった。

 

 

そして、メンバーとファンの熱い伝説の公演が幕を開ける。

 

アップカミング公演初日の記事

アップカミング公演記録

アップカミングメンバー
青木詩織 おしりん
井田玲音名 れおな
犬塚あさな わんちゃん
荻野利沙 おぎりー
鎌田菜月 なっきぃ
後藤真由子 まぁたん
佐々木柚香 ゆっぴー
竹内彩姫 さきぽん
野口由芽 ゆめち
松村香織 かおたん
山田樹奈 じゅな

公演と動画

アップカミング公演~夏~
2014年06月29日 [ いまのきもち ]  [ 1コメダ#320 ]  [ 影アナ 公演レビュー ]
2014年07月11日 [ 1コメダ#323 ]  [ 1コメダ#324 ]
2014年07月12日 [ 1コメダ#325 ]
2014年07月29日 [ 1コメダ#327 ]
2014年08月01日
2014年09月22日 [ ぐぐたす投稿 ]
アップカミング公演~秋~
2014年10月24日 [ 1コメダ#332 その1 ]  [ 1コメダ#332 その2 ]  [ 1コメダ#333 ]
2014年11月26日 「AKB48グループ 冬だ!ライブだ!ごった煮だ!~遠征出来なかった君たちへ~」in舞浜アンフィシアター
[ 1コメダ#344 ]  [ ぐぐたす投稿 ]
2014年11月29日 2回公演 [ 1コメダ#345 ]
2014年12月15日
アップカミング公演~冬~
2015年01月27日 [ 1コメダ#360 ]  [ 1コメダ#361 ]
2015年02月04日 [ アップカミング公演冬の研究生MIX講座 ]
2015年02月21日 2回公演 [ ぐぐたす投稿(アップカミングチャレンジ失敗について) ]
2015年02月26日 [ 1コメダ#365 ]
2015年03月21日 2回公演 [ 1コメダ#376 その1 ]  [ 1コメダ#376 その2 ]
アップカミング公演 ファイナル
2015年04月28日 [ 1コメダ終演後動画 ]  [ 終演後のお見送り動画 ]

コラム は、有志の方々からの寄稿をもとに掲載しています。

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