2018年総選挙「ありがとう」

2018年1月24日。

SKE48劇場では、松村香織生誕祭が行われていた。

 

「生誕祭、本当にありがとうございまーす」

 

松村香織はそこで2017年選抜総選挙を振り返る。

「一つ悔しいかなと思うことは総選挙なんですけども、一年休んでブランクがあった総選挙は本当に、私が思っていた以上に甘くなくて、とても厳しい時間でした。」

 

「でもそんな中でもですね、急に私が出馬するってなった中でも、18位という素晴らしい順位をいただけて本当に私は感謝しております。」

 

「だからこそなおさらですね、スピーチで、本当にとてもやらかしたことを私はやっぱりどうしても悔しい気持ちがありまして、やっぱりステージにたくさん立っていても、回避できないことってあるんだなと思いまして。」

 

「日々こうやって劇場でいろいろやってて、MCもたくさんやらせていただいてて、大変なことが起きても対応できるかなと思ってたんですけど、まったく対応できなくて、本当にとても悔しいスピーチだったし、ファンの皆さんにはたくさん投票していただいたのに、私の思いとかをあまり伝えることができなくて本当に申し訳なかったなと思っております。」

 

このとき、まだ2018年の総選挙の参加に躊躇があった。

 

「もし来年あるならば、ちょっと正直いまは悩んでいます」

「たくさんお願いをして、私もあのステージに立ててとっても素晴らしい景色も見ることもできたし、いろんな経験もできたんですけど、やっぱり何ですかね・・・」

「2年前、3年前か、選抜の時期と比べるといろいろ思うことが個人的にありまして、果たして選抜に入って、選挙の上に入ることが本当に正しいのか今一度ちょっと悩む自分もいます。」

 

「やっぱりスピーチだけが本当に後悔。スピーチがあそこうまく行ってたらここいなかったと思うぐらいあれなんですけども、それくらい、後悔しております。」

 

あのときのスピーチをリベンジする機会はあるのか。

そのときがあることを信じるしかなかった。

立候補

「3月27日 22:30立候補受付 」

選抜総選挙のホームページに松村香織の名前が上がった。

 

昨年とは違って、待っていた立候補であった。
私たちにリベンジの機会を与えてくれた。

 

第10回 AKB48 53rdシングル 世界選抜総選挙。
負けられない、勝たなくてはならない戦いの幕開けであった。

選対創設

なかなか発表されなかった開催地。

4月19日、「AKB48のオールナイトニッポン」で開催地がようやく発表された。

その場所は・・・

 

ナゴヤドーム

 

この発表を聞いたSKE48メンバーは沸き上がった。

松村香織も喜びとともにナゴヤドームのステージでのリベンジを誓う。

 

 

そして、満を持して松村香織は動いた。

4月24日、松村香織はSHOWROOMの「金のおむすび」に青木詩織さんとともに出演していた。

その放送中、松村香織はその場でぐぐたすコミュニティに「SKE48 松村香織公式総選挙対策委員会2018(立ち上げは本人です) 」を立ち上げる。

これまでメンバーが選対を作ったことなどもちろんない。
多くのファンがすぐに続々とその選対に集まってきた。

 

その日のぐぐたすで「わたしを応援してくれるファンの皆さんと一緒に総選挙を盛り上げたくてコミニティをつくってみました。松村香織推しの方はぜひ申請してくださいっ」投稿 している。

 

しかし、残念ながらそのコミュニティは許可されず、26日には削除せざるを得なかった。
ぐぐたすでそのことを報告 している。

 

「短い命でした。またなにかみんなで総選挙を盛り上げられるように考えます\(^o^)/」

 

それでもその意思は確実にファンの心に刻まれたことだろう。

 

選対は作れなかったが、5月8日の1コメダで総選挙に向けた思いを語っている。

 

「総選挙は16位以内を目指して、目標順位は自己ベストの12位ということにしています。」

「やっぱりナゴヤドームと発表されたからにはあのステージに立ちたいですし、私は前田さんとか優子さんといか、キラキラしている選抜メンバーを見てAKBに入りたいと思って、入れなくて、いまSKEにいるんですが・・・」

「AKBの選抜になるというのは、一回は叶うことができましたが、皆さんの前ではミイラ姿しかお見せすることができなくて、私もかわいい衣装が着たかったなと思っています。」

 

「素敵な姿をお見せできたらいいなあと思いますし、やっぱりね選挙は肩書ですから、今後48にいるときも外のお仕事するときも順位は付きまとってくるし、順位でお仕事がなくなったりお仕事いただいたりもあるので、しっかり頑張りたいと思います。」

「かわいい衣装着たいし、かわいく歌番組とかにも写りたいですね、AKB48として。SKE48として選抜メンバーにもなりたいですけど、私が入りたいと思ったAKBの選抜として活躍したいです。」

テーマは「ありがとう」

5月15日に選挙ポスターが解禁された。

歴代のプロフィール写真が並んでいるポスター。そこに添えられる言葉は

 

「ありがとう」

 

そして、その4日後にはアピールコメントがYouTubeに公開された。

 

「ふがいないスピーチをしてしまいとても反省した一年になってしまいました。」

「私はもう28歳、AKB48グループ最年長になっています。」

「アイドルを卒業するときは後悔なく卒業したいと自分のなかで決めているので、このもやもやの気持ちのまま選抜総選挙参加せずに辞めるのはできないと思い、またもう一度選抜総選挙に向き合いたいと思います。」

「なので、ファンの皆さんどうぞ応援よろしくお願いします。がんばるぞー!」

755で再び!

5月23日、松村香織はめげていなかった。

 

「つくってみた♡あくまでも総選挙を盛り上げるトークルーム(選対じゃないよ)」

 

755というSNS 「選対らしきもの」を再び作ったのである。
そのルームの説明には次のようにあった。

 

「SKE48松村香織選抜総選挙2018
ぐぐたすに選対作って怒られたので、あくまでも総選挙を盛り上げる為のトークルームです」

 

23日の夜にぐぐたすに1コメダを投稿している。

 

「選対の方はぐぐたすで作れなかったのですが、755というトークアプリの方で選挙専用トークを作ってみたので、よかったらURLを貼っているのそちらの方チェックしてみてください」

 

しかし、755でも許可されず、翌日、トークルームを削除することになってしまった。

 

「トークだとしてもつくることが駄目だって。みなさんさようなら」

 

しかし、「このやってみる」精神は賛否あろうとも、松村香織ファンの心には彼女の気持ちがダイレクトに響いたことだろう。

羽豆岬へ、そして投票開始

5月29日、大場美奈さん、高木由麻奈さんとともに羽豆岬を訪れていた。

そのことは、モバイルメールで報告している。
そこで願ったのは「選抜」。

 

翌日10時。投票期間が始まった。

 

 

その夜に1コメダを投稿している。

羽豆神社でのおみくじは大吉であったという。
運も味方につけて選挙がスタートした。

速報

速報発表をKIIのメンバーと見守っていた。

各メンバーはshowroomで配信していたが、松村香織はその映像を残そうとペリスコープで配信している。

 

今年の速報も早々に呼ばれた。

 

91位 4879票

 

票数はわずかに伸ばしているものの昨年と同じ順位。

しかし、昨年のリベンジにはあまりにも出来過ぎなスタートである。

 

松村香織はその夜に1コメダを配信している。


「速報91位ありがとうございます。」

 

昨年とは違ってそこに涙はなかった。しかし、「選対委員長」としての厳しい檄が飛ぶ。

 

「今年は心を鬼にして、選対委員長として、言う言葉はちょっときつくなっちゃうかもしれないんですが・・・」

「今年は、自分は自分、他は他という形で。」

「誰誰ちゃんがかわいそうだから、誰誰ちゃんが思ったより低いから、誰誰ちゃんが圏外だから、そういった感情で1票だけ手伝ってあげよう1票だけ1票だけ、それは絶対今年はしないでください。]

「その1票、あなたの1票、100人いたら1000人いたら、とてもとても、それだけで順位が変わります。」

 

その1票の大切さをさらに伝えようとする。

 

「逆のことを言いますと、たった1票だけどごめんねという人がコメントで多いんですよ、選挙のときって。」

「でもそれが100人いたら500人いたら、それだけでぜんぜん大きい力になるので。その1票って本当に大切だと思うんですね。」

 

一方でメンバーに対する思いも語る。

 

「私自身、速報とかでカメラ、映像で残したのも、その放送を切ってから由麻奈が過呼吸起こすくらい悔し泣きをしてて・・・」

「それはインスタに載せたんですけど、去年の総選挙動画をのせたりするのは、自分のためっていうよりは、その子自身が来年とかこれからの自分に向けてこう一歩何か、何かの形に変わればいいなと思って今までも撮ってるので、きっかけになったらいいなと思って撮って映像に残しています。」

 

「それとか撮って作ったりしてるのも、やっぱり悔しい気持ちって、個人個人でいまはねshowroomがありますから話せると思うんですけど・・・」

「でもそのときの気持ちをYouTubeとかで誰かが見てくれて、それを次の年に活かせたりとか、それがきっかけで投票すぐにしたりとか推したりとかないかもしれないけど・・・」

「でも何かしらの発信にはなると思うので、やっております。」

 

しかし、最後に松村香織ファンを引き締める。


「予想だにしないことが起きたからってそのたった1票を誰かに分け与えるのは本当に今年はやめてくださいというのが、今年の私推しの方に伝える言葉になっております。」

「冷たいだとか思う方はいるかもしれませんが、今年だけは、どうしても今年だけはその1票は私だけに投票してください。よろしくお願いします。」

 

今年はそれだけ負けられない戦いなのだ。

ゼロポジ生討論へ

6月2日、松村香織は出演しないにもかかわらずゼロポジ生討論へ向かうことになる。

 

翌日、3日には東スポの「SKEメンバーによる総選挙直前インタビュー」の最終回に松村香織が登場した。

【SKE連載=最終回】松村香織「私はモロに総選挙の影響を受けたメンバー」

 

「アイドルとしての私を見せてあげられる場所だと思うので、選抜に入ってスピーチしたいですね。」

近づく運命の日

1月24日のSKE48劇場。

 

「ここから先、卒業して芸能界でやるとなると、やっぱり総選挙の順位ってとても必要になってくるので、そこでまた辞退するのもあんまり今後の自分としたら良くないなとも思うんですけど、ちょっと悩んでいます。」

 

そう生誕祭では語っていたが、松村香織は総選挙に立候補してくれた。

 

「私は、残りの時間は他のここにいるメンバーよりは絶対長くないので、この公演もそうだし、これから先の一つ一つのことも、いついなくなってもいいように、後悔がないように、私はこの年を生活したいと思いますし、ちょっとでも後輩に何か残して、私は活動できて行ければいいな本当に思っています。」

 

「だから、後悔なく過ごしたいなというのが今年の目標ですので、これから先いつかSKEから外に出たときに、胸を張って人生が歩めるようにですね、このSKE48として活動をもう少しだけちゃんとやりきってから卒業したい。」

 

 

松村香織の歴史はまだ終わらない。

 

6月16日、ナゴヤドーム。
私たちが紡ぐ松村香織の歴史。

 

 

松村香織のために、松村香織とともに。

 

 

そして、最高のはなむけとして。

 

 

松村香織さんへ

 

 

気持ちを込めて「ありがとう」を伝えよう。

 

 

 


コラム は、有志の方々からの寄稿をもとに掲載しています。

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