「自分が松村香織を推す理由」
2012年は自分の人生の中でも最も凹んでいた時期かもしれない。
自分は元来、曲がったこと、信念から外れることが嫌いな性格だった。
それは会社生活でも同じで、上長に向かっても平気で反論をしたりしていた。
当然上司に嫌われ、入社10年を過ぎる事には早くも窓際族に…
しかし、捨てる神あらば拾う神あり。
後に取締役にまで上り詰める人に、
「お前の言っていることは正しい。好きなようにやっていい」
と云われ自由にやらせてもらった結果、出向した親会社でも認めれられ、そのまま親会社に転籍させてもらう話を頂けるまでになった。
だが、良い時は長くは続かない。
出向先で一緒に働いていた先輩が元の会社に戻り、一つの部門を任されたが旧態依然とした体質がもとでうまくいかない為に、改革を手伝って欲しいと頼み込まれた自分は転籍話を断り元の会社に戻った。しかし…その先輩は自分が戻って程なく、子会社に天下ってしまう。
ひとり残された自分は一人で改革に取り組んだが、周りからは疎まれた挙句、本社から遠く離れた事業所に飛ばされることになった。
それが2012年の春…
飛ばされた部署も旧態依然とした体質が色濃く残り、そこで働く人々も、ただ単に与えられた仕事をこなすのみと云う職場。
私のモチベーションは再び上がろうはずもなく淡々と日々を過ごすのみ…
そんな中、自分は松村香織という存在を知ることとなる。
当時はAKBブレイク前夜。
選抜総選挙にも大きな注目が集まり始めていた。
その総選挙で速報ながらランクインしたSKEの研究生がいる。
なんか、毎晩映像配信をしているらしい。
当時はshowroom などの映像コンテンツもなくyoutuberのような映像で自分を表現する存在もまだまだ少なかった。
そんな中、毎日のように配信される1コメダはその存在自体が面白く、興味本位で毎日見ているうちに、いつのまにかこのコンテンツのファンとなっていった。
そして、深夜に配信されたものを毎朝見てから出勤することが生活の一部となった。
このコンテンツの主役である松村香織は、自分の置かれている境遇を何とか打破し自分の存在意義を証明するために、もがき苦しみながら、それをつねに前面に出し喜怒哀楽を現しながらも、前向きに・・・前向きにいた。
昇格を逃した夜の涙ながらの決意表明。
終身名誉研究生になった日の涙。
ソロデビューを勝ち取った驚きと感激。
気が付くと自分は松村香織の虜になっていた。
それと共に自分が置かれている境遇と照らし合わせ、モチベーションを失いただ日々を過ごしていた自分を恥じた。
再びモチベーションを取り戻した自分は事業所の改革に取り組み始めた。
当然大きな抵抗にあったが「かおたんだって頑張っているんだ!」と自分を奮い立たせ、自分の目指すところへ向け、ひたすら前向きに頑張り続けた。
頑張り続けることで環境も変わる。
抵抗勢力は味方となり、自分に対する評価も変わっていった。
松村香織も研究生武道館を成功させ、研究生会長を経てK2に昇格。
マツムラブでのソロデビューや無修正写真集と華々しい活躍を見せ、
総選挙の順位も 34位 → 24位 → 17位 と着実に上昇、ついには13位で選抜入りとなった。
それに伴い自分も、マネージャー、グループマネージャーと重責を与えられるようになり、松村香織の選抜入りから遅れる事10か月、2016年の春に、地方ながら西日本エリアを統括する事業所責任者まで登り詰めた。
もしも自分が1コメダに出会わなければ、松村香織の頑張りを目にしなければ、ここまでの成功は絶対に叶わなかった。
「人生を変えた恩人」
そう思っています。
だから自分は彼女の夢の実現のために頑張らなきゃいけない。
再び総選挙で選抜へ送り込まなければならない。
それが自分が松村香織を推す理由です。
彼女が見せてきた努力と奇跡で救われた人間は自分だけでは無い筈です。
多くの人に勇気と希望を与えていると思っています。
ですので、みんなで彼女の夢を必ず叶えましょう!
コラム は、有志の方々からの寄稿をもとに掲載しています。